NICUの様子
双子は小さく生まれたため、体重が増えるまでは産院の中にあるNICUに入院しました。
沢山の小さな赤ちゃんと保育器、赤ちゃんに繋がった細いコードとアラーム音がすごく印象的でした。
沢山の看護師さんが常にサポートしてくれていた為とてつもない心配の中とても心強かったです!
NICUで再会した我が子は・・・体温調節がまだ自分でうまくできないためケースの中にうつぶせで寝ていて、まるで胎児のように丸まっていました。呼吸をしている、というよりは背中全体を上下させながら必死に生きている!と感じました。一番小さなオムツもブカブカで腰を一回織り込んで履いていましたがそれでもブカブカでした。
赤ちゃんの体に繋がれた何本かの細いコードは健康状態を常にチェックしていて、NICU内のあちこちでそのアラーム音が鳴っていました。主には息が浅くなると鳴ることが多く、私も自分の子どもの音アラームが鳴るたびにビク!とし、あまりにも頻回なので心配しきりでした。これは体重の増加とともに減っていったのですが日々としてはかなり僅かな変化でした。
鼻に入ったチューブからは直接胃に栄養を流し込み、まだ自力で”飲む”という力のない赤ちゃんの食事代わりになっていました。
最初は抱っこしていい許可もでていなかったので、いつか抱っこすること、授乳することが私の最大の望みでした。
産後ほかのママが赤ちゃんを抱いたり、自分のベットのそばに寝かせてるのが見えて、そんなよくある光景がとても羨ましかったです。
NICUでの出会い
二か月間毎日朝から夕方までNICUにいたので同じころ入院していたママ達とは顔見知りになり、お互いの子どもの話をして自分だけじゃない、と思うことができました。
それぞれに様々な状況の中、それぞれに違った赤ちゃんの様子でしたが話すことでほっとすることができました。
毎日ひたすら通うNICUでの、気分転換の時間にもなっていたのかもしれません。
他の赤ちゃんが大きくなったり、無事に退院していく姿は励みにもなりました。少し先の成長状況の赤ちゃんの姿は希望であり、まだこれからスタートというママにはすごくその不安わかるなあ、という気持ちでした。
この頃ほかの赤ちゃんの出生体重や妊娠何週目での出産だったとか、ものすごく気になっていました。
我が子は大丈夫なのか、と常に不安だったんですね・・
でもどんなに小さかった赤ちゃんも立派に成長していきました。
気持ちの共有
通院中、ひとり双子のママと友達になることもできました。ほかに連絡先を交換したママはいないのですが産後この双子ママとはお互いの大変さや状況を報告しあいました。
同じ日に出産したため成長のこまかな状況も似ていて、共有することで精神的に一緒に頑張ることができました。
個人的には”ママ友”を作るタイプではないのですが、一人じゃない、という感覚は本当に力になります。
誰に相談してもいいと思いますが、もし同じような月齢の子をもつママと知り合えればラッキー!リアルタイムな会話ができて、わかるわかるーーーー!!!となるだけでホッとできると思います。
ある時ショッピングモールでまだ生まれて間もない双子を連れた若いママを見かけました。
私の子どもは1歳くらいでした。
疲れ切った表情の彼女に声をかけてみるとすぐに「いつですか?いつになったら終わるんですか?!」と聞かれました。このあまりに壮絶な育児の状況のことです。
こっちが教えてほしい!!!!!!!1歳じゃまだまだしんどいよ!ていうのが正直な思いでしたが日々少しづつではあるけれど楽にはなっていくという話をしました。
彼女の必死の様子に、大変な思いをしているときは同じ状況を聞いてほしい!!何か少しでもポジティブな情報があれば聞きたい!!と思うのは私だけじゃないんだな、と思いました。
勿論、一人でも頑張れたり、励みになるポイントが別だったり人によるとは思います!
私自身もともとはあまり頼らないタイプです。
ただ今回妊娠後、ただ気持ちに寄り添ってくれるだけで力になることがあると知りました。
このブログも誰かにとって、励みのようなものにればうれしいです^^
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